OpenCV3.0.0+Visual Studio 2013で環境構築してみた。

OpenCV3.0.0+Visual Studio 2013で環境構築してみた。
イメージングソリューション様にOpenCVを用いた環境構築の仕方がまとめてあり大変参考になります。
やや古いが、OpenCV2.2ベースのサンプルプログラムがあるので、それを元にOpenCV3.0.0を利用できるようにしてみました。
画像処理はOpenCVで、GUIベースのWindowsアプリケーションにしたかったので、こちらを活用させていただきました。今後はC#(.NET)も検討したいと考えてます。


 

確認環境

OS Windows 7 64bit
開発環境 Visual Studio 2013 Community ( Visual Studio 2013 Professionalでも動作確認済み)
OpenCV  バージョン3.0.0
こちらからダウンロードしてください。
備考 OSは64bitですが、32ビット(x86)のプロジェクトで動作確認してます(x64環境は未確認)

 

構築手順

1 OpenCVをOpenCV.orgからOpenCVの3.0.0をダウンロードして、インストールする。
2 cmakeというソフトを使用して、ビルドする。

OpenCV3.0.0はダウンロードしたままでは使えないようです。

こちらのように、OpenCVをNuGetを使ってインストールする方法もありますが、今回はGUIベースのWindowsアプリを作りたかったのですが、よい参考例がなかったので断念。
OpenCVは、使用する環 境に合わせて自分でビルドしなければならないようです。こういうところはHALCONなどと違って、使えるようになるまでの最初のハードルが高いと思いました。
参考:初めてのOpenCV開発 ― CMakeを使ったOpenCVのカスタマイズ【OpenCV 2.4.9】

3 イメージングソリューション様のサンプルソースをダウンロードする→【OpenCV2.2】サンプルプログラム(C++/CLI版)
4 *.dllの環境設定:Windowsの環境変数にpathを設定する。
以下の3つのフォルダのpathを環境変数に設定します。環境変数に設定した後、パソコンを再起動します。
F:\OpenCV\opencv300\build\bin\Debug;
F:\OpenCV\opencv300\build\bin\Release;
F:\OpenCV\opencv300\build\x86\vc12\bin
※Visual Studio 2013を使用しているので、「vc12」です。
5 プロジェクトにincludeファイルの設定をする。
プロジェクトのプロパティで構成プロパティ→C/C++→全般の追加のインクルードディレクトリに
(OpenCV3.0.0のインストール先ディレクトリ)\include
を指定する。
include
6 プロジェクトにlibファイルの設定をする。
設定するのはリンカー→全般→追加のライブラリディレクトリです。
debugとreleaseそれぞれ設定するディレクトリが異なることに注意が必要。
リンカー全般
7 プロジェクトに追加の依存ファイルの設定をする。
設定するのはリンカー→全般→追加の依存ファイルです。
debugとreleaseそれぞれ設定するディレクトリが異なることに注意が必要。
(構成がdebugの場合)
opencv_core300d.lib;
opencv_imgproc300d.lib;
opencv_highgui300d.lib;
opencv_imgcodecs300d.lib;
opencv_objdetect300d.lib;
(構成がreleaseの場合)
opencv_core300d.lib;
opencv_imgproc300.lib;
opencv_highgui300.lib;
opencv_imgcodecs300.lib;
opencv_objdetect300.lib;
リンカー入力

以下が動作画面です。
ここから自分なりにカスタマイズしていきます。ではまた。
lena

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