【OpenCV】OpenCV 3.4.1とVisual Studio Community 2015でGUIアプリケーションを作った

しばらく放置していたらOpenCVの新しいバージョンがリリースされてたので、2018年4月現在の最新版(3.4.1)で環境構築をしてみた。
Visual Studioの方も2017がリリースされているが、インストールもろもろ手間がかかるのでこちらは2015のままとしておく。

使用環境

OS Windows 7 64bit
開発環境 Visual Studio Community 2015 (14.0.25431.01 Update 3)
OpenCV  バージョン3.4.1
Release at Feb 27, 2018
備考 64bit版のみ配布のようです。32ビット(x86)が必要であれば自分でcmakeする必要があるかも。

手順

1 OpenCVをOpenCV.orgからOpenCVの3.4.1をダウンロードして、インストールする。
2 OpenCVのPathを通す。
Windowsの環境変数にpathを設定する。
以下のフォルダのpathを環境変数に設定します。Visual Studioを起動している場合は、環境変数に設定した後に再起動をする。
G:\OpenCV\02_lib\opencv341\build\x64\vc14\bin
※インストールディレクトリ内に、vc14とvc15の二つのフォルダが存在するが、今回、Visual Studio 2015を使用しているので「vc14」となる。もし、Visual Studio 2017を使用する場合は、vc15側を使用する。
3  プロジェクトにincludeファイルの設定をする。
プロジェクトのプロパティで「構成プロパティ」→「C/C++」→「全般の追加インクルードディレクトリ」に
(OpenCV3.4.1のインストール先ディレクトリ)\include
を指定する。
今回の場合は、G:\OpenCV\02_lib\opencv341\build\include、となる。
4  プロジェクトにlibファイルの設定をする。
設定するのは「リンカー」→「全般」→「追加のライブラリディレクトリ」となる。
今回の場合は、G:\OpenCV\02_lib\opencv341\build\x64\vc14\lib、となる。
5  プロジェクトに追加の依存ファイルの設定をする。
設定するのは「リンカー」→「全般」→「追加の依存ファイル」。
debugとreleaseそれぞれ設定するディレクトリが異なることに注意が必要。
(構成がdebugの場合)
opencv_world341d.lib;(構成がreleaseの場合)
opencv_world341.lib;

作成したGUIアプリはこんな感じ。読み込んだ画像に対して二値化処理やら平均化やらガウシアンフィルタやら・・・。

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