MVtec HALCONとCognex VisionProの比較です。
私自身はVisionProを使ったことがないので、機会があれば試してみたいと思っています。
HALCONユーザーにとっては、2015年11月にリリースされたMERLICがどこまで使えるのかも気になるところです。
以下の比較では、HALCONの方が優れている点が多いという結論のようです。
メーカー ライブラリ |
MVtec HALCON | Cognex VisionPro |
強み |
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弱み |
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2D パターンマッチング:
8bit画像については、HALCONもVisionProも同等であるが、HALCONは16bit画像に対しても実行可能である。
1D、2Dメトロロジー:
HALCONは32bit処理が可能。VisionProは基本的に8bit処理であるが、場合によっては16bitまで可能。
ブロブ処理:
HALCONは100を超す画像処理フィルター(例えばFFT)などが32bit処理で実行可能。VisionProはフィルタが少なく、8bit、一部16bitしか処理できない。
画像取り込み:
VisionProはパートナー企業であるカメラをサポートしている。 カメラメーカーまたは、CognexはCCFとして知られるカメラコンフィギュレーションファイルを作らなければならない。 VisionProはGig Eビジョンデバイスの generic GeniCamをサポートしている。 しかしながら、CameraLink, CoaXpress, or USB 3といった、他のフレームワークのgeneric GeniCamはサポートしていない。
HALCONは、Gig E Vision, USB 3 Vision, GeniCam, GenTL, DirectShow, TWAINなどの一般的な規格はすべてサポートしている。また、HDR (High Dynamic Range)もサポートしている。
ライセンスコスト:
HALCONのランタイムライセンスは812ドル~1,688ドル(20万円くらい)、VisionProのエントリーレベルランタイムライセンスは1,600ドル(PatMaxを含むと4,500ドル=55万円くらい)ということで、HALCONに軍配。