サムスン 水ビジネス参入と日本の戦略

日本が高い技術を持つ水処理のビジネスに韓国最大の企業グループ「サムスングループ」が参入することが明らかになりました。
来週、正式に発表される予定で、今後、成長が見込まれる環境の分野でも、日本と韓国のメーカーどうしの競争が激しくなりそうです。

韓国最大の企業グループ「サムスングループ」が参入するのは、水処理の中でも最も重要な技術とされる排水や下水を浄化する「水処理膜」です。
「サムスン」は、子会社を通じて韓国南部のヨスに水処理膜の工場を建設し、早ければ来年4月に製品の供給を始める計画です。
「サムスン」は、水ビジネスの強化を図る韓国政府の支援を受けて、開発から3年で事業化にこぎつけたもので、来週、韓国のプサンで
開かれる展示会で参入を正式に発表します。

経済産業省の試算によりますと、水ビジネスの市場は、新興国の経済発展によって13年後の
2025年には80兆円以上に拡大すると見込まれています。
このうち、「サムスン」が参入する「水処理膜」の分野は、日本メーカーが高い技術を持ち、
「旭化成」が世界シェアの2割を占め、「三菱レイヨン」は愛知県豊橋市に設けた
下水処理設備の実証プラントで水処理膜の小型化と省エネ化を進めています。

しかし、韓国最大の企業グループが政府の支援を受けて参入することで、今後、
成長が期待される水ビジネスでも、日本と韓国のメーカーどうしの競争が激しくなりそうです。