目次
1.目的
OpenCVを使ったWindowsアプリを作成した後、ビルドした実行ファイルを依頼元に配布する方法をご紹介したいと思います。
今時、Githubなどでソースコード自体を共有するのも当たり前になっているので、実行ファイルを送るなんてことはあまりしないのかもしれませんが。
Visual Studionのプロジェクトフォルダ丸ごと圧縮(Zip)してしまえば間違いないのですが、シンプルなアプリケーションであっても数十~数百MBの容量になるため、メールに添付して送ることを考えると、現実的ではありません。したがって、実行ファイルとその他必要なファイルのみを送ることを考える必要があります。
2.不要なファイルを削除する
OpenCV/C#で作ったWindowsアプリのReleaseフォルダを見てみると、次のようになっています。
このファイル全部がないと実行ファイルが使えないのかというとそういう訳ではありません。
*.configファイル、*.pdbファイル、*.xmlファイルは不要ですので、削除してしまっても問題ありません。
*.exeファイル(実行ファイル)と*.dllファイル(dllフォルダも必要)は必要なので残しておきましょう。
と言う訳で、次のようにシンプルなファイル構成になりました。
3.追記
dllフォルダの中にある下記dllの容量が大きく、メールに添付できるどころではありませんでした。
dllは一度共有すれば、開発環境が変わらない限り、変更はありませんので、ソフト改造などが生じた場合の2回目以降は、*.exeファイル(実行ファイル)のみ共有すればよいと思います。
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